Mac専用神アプリ「Clipy for Mac」でコピペ効率化
スマホやパソコンを使用する上で最も使用する機会が多い"コピペ"。通常コピペは「コピー(command+c)」でクリップボードに保存され、「ペースト(command+v)」で任意の場所へ貼り付けられます。
しかしこのコピーがたったひとつしかできないため、新しい内容をコピーしたら、その直前のコピーしていた内容は上書きされて、もう呼び出すことができません。
これは何かとコピペが多いエクセル作業やコーディング作業、ECサイトを運営されてる場合は商品アップ作業など、たったひとつのコピーだけではとてもじゃないけど足りません。
今回はそんなコピペのもどかしさを一発で解放してくれるMac専用のクリップボード拡張アプリClipy for Macをご紹介します。
私はMacを買い換える際は、中身を全て見直したいので復元はせずにゼロから環境を整え直しますが、このアプリだけは毎回速攻インストールします。
まずはインストールから
まずはClipyの公式サイトからダウンロード
ダウンロードしたら早速開いてインストール。
※Appストアからのインストールではないので、もしインストールが拒否られたら設定の「セキュリティとプライバシー」に入り「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可」から許可をしてください。
機能① -履歴-
Clipyの最大の特徴でもある履歴から説明します。インストールしたら早速色々とコピーしてみてください。Clipyのクリップボードにコピーできるのは、もちろんテキストだけではなく画像やファイルなども可能です。
そしていくつかコピーしたら、Clipyを呼び出すショートカット「command+shift+v」で呼び出してみましょう。
すると履歴 1-10,11-20,21-30という項目が表示されます。Clipyはデフォルトで30個分コピー内容をクリップボードに保存できます。
履歴の1-10を見ると、ちょうどこの記事を書いているときに色々とコピーした内容が表示されてます。
テキストだけではなく画像なども保存されるため、3つ前にコピーした画像も表示されてます。
先述の通りデフォルトではコピーできる数は30個。これはClipyの環境設定から増減可能ですが、増やせばそれだけメモリを圧迫するのでデフォルトのままでいいと思います。正直30個で困ったことはありません。
機能② -スニペット-
Clipyにはもうひとつ大きな特徴があり、それがスニペットです。
スニペットはスマホなどでいう辞書機能のようなもので、よく使うテキスト内容を予めスニペットに登録しておき、ショートカットでいつでも呼び出すことが可能です。
先程の履歴の画像にも下の方に表示されてましたが、私のスニペットにはslackで円滑にコミュニケーションを図るための顔文字や、サーバーに接続するSSHキー、証券会社の株購入時に使用するパスコードなどをスニペットとして登録しております。私はパスワードを頻繁に変えるのでまだいいですが、銀行やカード会社など重要やパスワードは控えた方が無難かもしれません。署名など登録しておくと便利かもしれませんね。サーバーに接続するSSHキーはセキュリティの面からキーの保存ができないため、こういう時のスニペットは本当に重宝します。
スニペットの編集
スニペットの登録はClipyの呼び出しショートカット「command+shit+v」からスニペット編集を選ぶと以下のポップアップが表示されます。
上部メニューの「スニペット追加」を選択し、左にタイトルと、右に呼び出したいテキスト内容を入力すれば表示されます。スニペットはフォルダで管理してあげれば便利です。
またスニペットにはインポート、エクスポート機能もあるので、Clipyを使用しているMacから登録した内容をエクスポートして、会社や自宅などの他のMacでインポートすることも可能です。
経験上使用するスニペットは同じ内容にしておいた方が迷わずに使いやすいと思います。
環境設定
Clipyは環境設定から先述した履歴の増減や、呼び出しショートカットの変更、コピーの対応ファイルの設定など、様々な設定が可能です。
かなり色々のカスタムは可能なのですが、デフォルトの状態が1番機能が豊富で使いやすい仕様になっています。よっぽど他のアプリで同じショートカットキーを使用しているなどない限りは触らなくてもいいと思います。またショートカットは「command+shit+v」だけ覚えておけば大丈夫です。履歴のみのショートカット、スニペットのみのショートカットも存在しますが、全出しのショートカットしか私も使用しておりません。本当に最初から至れり尽くせりのアプリです。
まとめ
今回紹介したClipyは私の中ではMacアプリでベスト3に入るほどなくてはならないアプリになっていまいました。作業上コピペをする頻度が高い人には必須のアプリと言えます。是非使用してみてください。